2018 グランプリ・ブダペスト大会最終日結果報告

現地時間12日に行われましたグランプリ・ブダペスト大会最終日の結果を報告致します。

男子個人戦90kg級、100kg級、100超級、女子個人戦78kg級、78kg超級が行われ、本学園からは100kg級にウルフ・アロンが出場しました。

結果を下記に記載致します。

100kg級
優勝:ウルフ(JPN)
2位:FREY(GER)
3位:PALTCHIK(ISR)
3位:BORODAVKO(LAT)

1回戦
ウルフ・アロン ◯ 一本勝(谷落) SANEBLIDZE(ジョージア)

序盤はお互い組手にこだわり、なかなか組み合えない展開が続きます。その後、両者に指導が与えられます。中盤に差し掛かったところで間合いを詰めて隅返で技ありを先取します。続けて間合いを詰めた所に豪快な谷落で相手を畳に叩きつけ、一本勝ちにて初戦を突破しました。

2回戦
ウルフ・アロン ◯一本勝(内股) FIZEL(スロバキア)

序盤から前へ出ながら機会を伺うも、相手が組みに来ない展開が続きます。中盤に相手に組み合わないとの指導が与えられます。その後、引き手を掴めたところで内股に入り、一本を奪って準々決勝に進出しました。

準々決勝
ウルフ・アロン ◯優勢勝(技あり:浮落) MARGIEV(ロシア)

序盤は間合いを詰めて背中を掴んでくる相手に対してウルフも脇を差して応じます。隅返や横掛で攻めてく相手に対してしっかりと対応します。中盤過ぎに相手に場外指導が与えられます。徐々に疲れの見える相手に対して冷静に対応し、終了間際に相手の谷落を透かして浮落に切り返して技ありを奪います。そのまま押し切り、準決勝に駒を進めました。

準決勝
ウルフ・アロン ◯一本勝(横四方固) PACEK(スウェーデン)

下がりながら組み合わず、組まれると巴投や隅返で流れを切る相手に対して深追いせず、淡々と試合が進みます。勝負にこない相手に一度指導が与えられ、勝負は終盤に差し掛かります。ここで相手の中途半端な隅返に対してそのまま横四方固に極め、一本勝ちにて決勝進出を決めました。

決勝
ウルフ・アロン ◯GS一本勝(大内返) FREY(ドイツ)

2015年世界選手権2位のフレイとの対戦は序盤から激しい組手争いが続き、お互い引き手がとれない中、何度か技を出されてウルフに指導が与えられます。直後にプレッシャーをかけて前に出て、相手にも場外指導が与えられます。その後もお互い釣手を差し合いながら引手が持てないところで両者に2度目の指導が与えられます。勝負はそのまま終了し、GSに突入します。直後に勝負に来た相手の大内刈を豪快に切り返して一本を奪い、優勝を掴み取りました。

昨年の世界選手権大会以来となる国際大会への復帰戦となりましたが、落ち着いて戦い、バクーに向けて良い調整の場になってものと思います。

今回は参加した選手全員が優勝することができました。今後も課題にしっかりと取り組み、次の大会に向けてしっかりと準備していきたいと思います。

応援ありがとうございました。