本日行われましたグランドスラム・パリ大会初日の結果を報告致します。
60kg級
永山竜樹;優勝
2回戦
永山◯一本勝(合技:隅落+縦四方固) BARATOV(ウズベキスタン)
序盤から激しい組手争いの中、組手を嫌う相手に指導が与えられます。その後、相手の巴投に掛け逃げの指導が与えられます。間合いを詰めたところで相手の小外掛を隅落に合わせて技ありを奪い、そのまま縦四方固にきめて、初戦を突破しました。
準々決勝
永山◯一本勝(巴投) LEE(韓国)
開始19秒、巴投が見事に決まって一本勝ち。準決勝進出を決めました。
準決勝
永山◯優勢勝(足車) HUSEYNOV(アゼルバイジャン)
世界選手権で不覚をとった相手との対戦は、序盤から永山が自分のペースで攻撃し、相手に指導が与えられます。終盤に差し掛かろうたところで永山が足車で技ありを奪います。その後も攻撃の手を緩めず、再度相手に指導が与えられ、そのまま押し切って、決勝にコマを進めました。
決勝
永山◯一本勝(合技:抱分+横四方固) JEON(韓国)
序盤、相手に場外指導が与えられます。その後、お互いに攻め合い、カウンターを狙ったりの攻防が続きます。終盤に相手の一本背負投を抱分で切り返して技ありを奪い、そのまま横四方固で抑え込んで、優勝を遂げました。
48kg級
角田夏実:優勝
1回戦
角田◯一本勝(巴投) BALABAN(ブルガリア)
開始18秒、巴投で一本勝ち。幸先の良いスタートを切りました。
準々決勝
角田◯GS優勢勝(体落) PONT(フランス)
序盤から角田のペーとなり、巴投や十字固で攻め込みます。不用意に潰れた技をかけた相手に指導が与えられます。その後も同じ展開が続きますがポイントを奪うまでには至らず、延長に突入します。延長に入って角田の体落が決まって技ありを奪い、準決勝にコマを進めました。
準決勝
角田◯優勢勝(背負投) 古賀(山梨学院大)
昨年の世界選手権決勝と同じ顔合わせとなった試合は、序盤から激しい組手争いが続き、両者に組み合わないとの指導が2度ずつ与えられます。本戦終了間近に角田が背負投を押し込んで技ありを奪い、決勝進出を決めました。
決勝
角田◯一本勝(合技:巴投+崩上四方固) BAVUUDORJ(モンゴル)
序盤に得意の巴投で技ありを先取します。その後、相手に場外の指導が与えられます。続けて、角田が巴投や寝技で攻め込み、最後は相手が潰れたところを崩上四方固で抑え込み、合技で優勝を決めました。
52kg級
志々目愛:3位
2回戦
志々目◯GS一本勝(内股) LIMA(ブラジル)
序盤、相手に袖口を絞ったとの指導が与えられます中盤に防御姿勢とのことで、相手に2度目の指導が宣告されます。その後はお互い攻め合うも決めてなく、GSに突入します。相手の背中を叩いての攻撃になかなか自分の形になれない時間が過ぎますが、最後は得意の内股を決めて、初戦を突破しました。
準々決勝
志々目◯GS反則(指導3) GNETO(フランス)
序盤、背中を叩いてくる相手に頭を落とされ、防御姿勢との指導を受けます。その後もなかなか自分の形になれない展開が続きますが、終盤から徐々にペースを掴み、勝負は延長に突入します。GSに入ってもそのまま志々目のリズムで攻め込み、相手に指導が与えられます。続いて、場外指導が2度相手に宣告され、反則により準決勝進出を決めました。
準決勝
志々目 GS一本負(肩車) ◯BUCHARD(フランス)
東京オリンピック銀メダリストとの対戦は両者一歩も譲らず、勝負はGSに突入します。GSでも志々目は足技や内股、相手は肩車で攻め合いますがポイントには至りません。その後、志々目に場外指導が与えられます。延長に入って3分半を回ったところで相手の肩車にはまってしまい、3位決定戦に回りました。
3位決定戦
志々目◯GS優勢勝(内股) GILES(イギリス)
東京オリンピック銅メダリストとの対戦は、志々目が自分のペースで攻め込み、相手に2度の指導が与えられます。勝負はその後延長に突入し、最後は内股を押し込んで技ありを奪い、銅メダルを確保しました。
63kg級
鍋倉那美:優勝
2回戦
鍋倉◯一本勝(合技:払巻込+引込返) GUIMENDEGO(中央アフリカ)
序盤に払巻込で技ありを先取し、その後引込返で技ありを追加して、初戦を突破しました。
3回戦
鍋倉◯反則(指導3) ZACHOVA(チェコ)
序盤、鍋倉に組み合わないとの指導が与えられます。その後、早い組手から技を繋ぎ、防御姿勢の相手に指導が与えられます。続いて、同じ展開から2度目の指導が与えられ、最後は不利な体勢から中途半端にかけ潰れた相手に3つ目の指導が宣告され、反則で勝利し、準々決勝に進みました。
準々決勝
鍋倉◯一本勝(合技:内股+上四方固) VERMEER(オランダ)
序盤に内股で技ありを先取します。その後、体落で崩れた相手をうまく横四方固で抑え込み、最後は上四方固に移行して技ありを追加し、準決勝進出を決めました。
準決勝
鍋倉◯一本勝(横四方固) SZYMANSKA(ポーランド)
開始早々、相手の巴投を防御して寝技の展開となり、応じた相手を上手く横四方固で抑え込んで勝利し、決勝に駒を進めました。
決勝
鍋倉◯反則(指導3) 土井(JR東日本)
お互い相四つから引き手を絞り合う展開の中、鍋倉が先に技を出し、相手に指導が与えられます。その後、両者に消極的との指導が宣告されます。その後も鍋倉が不十分ながらも技を出し、土井に3つ目の指導が与えられ、全試合一本勝ち(反則含む)で鍋倉が優勝を勝ち取りました。
明日は90kg級にダニエルが出場します。
応援の程、宜しくお願い致します。