石井孝法 131

こんにちは.石井です.

3月22日に
全柔連科学研究部と
筑波大学体育系ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター(ARIHHP)の
共同企画で
第3回ARIHHPコーチングカフェ+
柔道インテリジェンスフォーラムを
開催しました.

筑波大学ARIHHPでは,
コーチングカフェと題し
以下の目的で話題提供とディスカッションをする場を作っています.
「競技現場でコーチングを実践する指導者と
 先端研究成果を修めている研究者が,
 互いが持つ実践知(Wisdom )・理論知(Science)について
 ざっくばらんに情報交換することで,
 競技現場において指導者が抱える課題の
 解決法を模索し,異種業者による
 プロジェクト研究創出を目指す」

この目的と科学研究部の勉強会の意図が一致し,
共同企画・開催に至りました.

ですので,
第3回というのは筑波大学ARIHHPの
コーチングカフェのことで,
科学研究部の柔道インテリジェンスフォーラムという題目で
開催するのは第1回になります.

今回は,増地先生(全日本柔道女子監督)にも
ご登壇いただき,ナショナルチーム 強化の考え方について
話をしていただきました.
私は,科学と実践の間(はざま)にある
課題について話をしました.

また,筑波大学で開催されている
川村杯の後に実施することで
高校の先生方にもご参加いただける形にしました.
みんなで「考える」という機会になったかと思います.

科学研究部に入ると
「身体がデカくなる」
と言われます.
これは頭でっかちにならずに
理論と実践のバランスをとることで
身体(実践)側がデカくなるということです.

科学研究部に属するスタッフで
最も割合が多い職は大学教員です.
大学教員になり
それなりのポジションになると
どうしても頭でっかちになりがちです.
(その逆もある)
これからは現場でも研究でも
バランス感覚の良い人が活躍すると
考えていますので,
このフォーラムを継続的に開催し
コーチングスタッフの育成に
貢献できればと考えています.

参加の条件などはありませんので
次回はたくさんのご参加をお待ちしております.
次回は,東京世界選手権大会の2-3日前に
開催できるように進めています.