2017 全日本女子選手権大会結果報告

本日行われました全日本女子選手権大会に緒方亜香里が出場しました。

緒方亜香里:3位

2回戦
緒方◯ 一本勝(内股) 畑村(東和大学職員)

開始早々、緒方の組手になり、豪快な内股で一本勝ちし、初戦を突破しました。

3回戦

緒方◯ 一本勝(内股) 稲森(三井住友海上)

序盤から相手を制して、組み勝ち、相手の頭が下がります。その後、場外際でうまく内股に入り、一本勝ちで準々決勝進出を決めました。

準々決勝

緒方◯ 一本勝(小外刈) 市橋(大阪府警)

序盤から、緒方らしい組手で相手をコントロールし、相手に防御姿勢による指導が宣告されます。その後も自分の組手になり、同様に相手に2度目の指導が与えられます。その後も積極的に攻めますが、場外に出たとのことで、緒方にも指導が与えられます。中盤に入ったところに、相手に支釣込足に小外刈で合わせて一本勝ちを奪い、全試合一本勝ちにて準決勝に駒を進めました。

準決勝
緒方 優勢負(大内刈:有効) ○田知本(ALSOK)
 
序盤、相手に組手を制されて、緒方に消極的の指導が与えられます。中盤になると組手で奥襟をとられて抑えつけられ、2度目の指導を受けます。その後、攻撃に転じますが、組手が不十分なところに大内刈を合わされ、有効を奪われます。挽回せんと終始前に出て攻撃を仕掛けますが、相手に指導が与えられるにとどまり、2度目の皇后杯獲得にはあと届きませんでした。

気合の入り方がそのまま試合内容に表れ、気持ちの充実が会場中に伝わるほどの試合振りで勝ち上がった緒方の柔道は、本当に素晴らしい内容でした。オール一本勝ちで勝ち上がった同士による対戦となった準決勝は、お互いの死力を尽くした素晴らしい熱戦で、多くの感動を与えてくれたように思います。

ヌンイラ華蓮:初戦敗退

2回戦
ヌンイラ GS反則負(指導3) ○前田(JR東日本)

序盤、ヌンイラは積極的に攻め、相手に消極的の指導が与えられます。中盤になると、両者組手にこだわり、お互いに組み合わないとの指導を受けます。終盤もお互い自分の形にこだわり、試合はGSに突入します。指導1つリードしていたヌンイラですが、指を組んだとのことでヌンイラに指導が宣告され、両者に指導2ずつとなります。引き続き、お互い譲らず、延長戦に入って7分が突入したところに前田が何度か内股をかけ、それを受けたヌンイラに3つ目の指導が与えられ、初戦突破はなりませんでした。

初の皇后盃挑戦となったヌンイラですが、十分勝てた試合だっただけに、指を持ったとのことで、指導を受けたことが悔やまれます。この舞台での経験を次に生かしてほしいと思います。

試合後に行われた強化委員会にて、先に選ばれていた角田夏実に続いて、志々目愛も世界選手権代表に選出されました。

世界選手権では、二人で決勝を戦えるよう、しっかりと準備させたいと思います。

応援ありがとうございました。