OB 佐々木伸次朗

2009年 了徳寺学園柔道部卒業 OB 佐々木伸次朗です。


2月の末から3月の半ばまで三重県の皇學館大学柔道部から二人の選手がS A S A K I J U D O(私の道場)に練習に来てくれました。


彼らの先生である佐藤武尊先生とは私が了徳寺学園在籍時に同僚として1年半ほどの付き合いがありました。とはいえ、お互いそこまでの付き合いがあったわけじゃないのですが、選手生活を引退後、私はアメリカに行って柔道を続け、佐藤先生は皇學館大学の指導者になり、お互い柔道を続けていたから、ひょんなことからこうしてまた付き合いが始まりました。来てくれた生徒さんは、さすが佐藤先生の教え子だ!と言わせるほど素晴らしい生徒で、私たち家族も生徒も別れがすごく寂しかったです。彼らの見せてくれた技術や柔道の実力は間違いなくワールドレベルだったし、柔道家の技術や価値は必ずしも実績だけでは判断できない、改めてそう思いました。佐藤先生マジでGood jobだぜ!


彼らとの会話の中で、社会人になったら柔道を続けようか、迷っていると悩んでいましたが、私は続けてほしいと伝えました。柔道を嫌いになったのなら仕方ないけど、そうじゃないなら辞めなくていいし、辞めない方が良い。柔道をやっていると言うだけで素晴らしい縁があるんです。今回も私が続けていたからこの出会いがあったのです。


私は町道場をしていて思うことがあって、新しい子供の生徒を増やしていくことは、商売的にも、柔道の将来のためにも非常に大事な事ですが、柔道を辞めていた大人(私たちの世代や、上の世代)たちに、『もう一回俺たちと柔道しようぜ』と誘って柔道に戻すことができれば、そこでまた良いコミュニティーも築けますし、楽しい時間も増えると思います。上手くいけば、その子供たちも柔道を始めるキッカケも増えますし、柔道人口問題の解決策にもなるのではないかと思います。 


 私たちの道場は現在100名ほどの生徒がいますが、その中でも大人が6、7割です。 彼らのお陰で私も食っていけるし、元気に柔道をすることができています。このブログを読まれている方々は柔道を知っている人だと思います。一緒に声をかけていって皆で柔道しましょう!