本日、大阪府堺市大浜だいしんアリーナにて開催されました全日本シニア体重別選手権大会の結果を報告いたします。
60kg 級:市川龍之介 2回戦敗退
1回戦
市川◯GS一本勝(小外掛) 横田(徳島県警)
先に一本背負投で技ありを先取されます。その後、攻めていたところ、なぜか掛け逃げの指導を受けます。中盤に浮技で技ありを返し、最後はGSに入って小外掛で一本を奪い、初戦を突破しました。
2回戦
市川 一本負(合技:背負投+小内刈)◯小西(自衛隊体育学校)
序盤激しい組み手争いの中、相手に背負投で潜られ、技ありを先取されます。その後挽回せんと、攻め込み、防御姿勢の指導が相手に与えられます。終盤、強引に間合いを詰めたところに小内刈を合わせられ、ここで力尽きました。
66kg級:山田聖斗 2回戦敗退
山田 GS反則負(指導3) ◯松村(リンクスタッフグループ)
序盤に相手に攻め込まれ消極的指導が与えられます。その後、前に出て圧を掛けつつ攻めたことで相手に場外指導が与えられます試合の終盤、相手のペースが続き、山田に2つ目の消極的指導が与えられますGSに入り、組手で不利な状況が続きながらも一本背負投などで攻めますが、徐々に後手に回り、3つ目の指導が与えられて反則負けで上位進出はなりませんでした。
90kg級:岡田敏武 2回戦敗退
2回戦
岡田 一本負(送襟絞) ◯大町(山口県警)
一本背負投を掛けたところに送襟絞に合わされ(相手は岡田が畳に伏せる前前に下履きを掴んでいたのですが…)、無念の敗退となりました。
100kg級:ダニエル・ディッチェフ 2回戦敗退
ダニエル GS一本負(送襟絞)◯田中(アドヴィックス)
序盤からダニエルが積極的に攻撃し、相手に指導が2度与えられます。そのままGSに突入し、同じ展開が続きますが、3度目の指導が与えられません。その後、ダニエルに組手を嫌ったとの指導が与えられ、最後は払巻込にいったところに送襟絞に嵌ってしまい、悔しい結果となりました。
48kg級:馬場彩子 優勝
1回戦
馬場◯一本勝(縦四方固) 田崎(長崎県警)
序盤から馬場がペースを握って攻め込み、相手に指導が与えられます。その後、組み合わないとの指導が両者に与えられます。終盤に差し掛かるところで、うまく体をかぶせた形で縦四方固に固めて、初戦を突破しました。
準決勝
馬場◯ 不戦勝 山口(宮城県警)
決勝
馬場◯一本勝(合技:隅落+肩固) 芳田(コマツ)
序盤から先に技を出してくる相手に対して、冷静に対処します。途中、しっかりと組み勝ったところで相手が掛け逃げの技を出し、指導が与えられます。その後も落ち着いて対応し、不用意な相手の技を隅落で切り返して技ありを奪い、そのまま肩固決めて、合技で勝利し、嬉しい全国大会初優勝を果たしました。
57kg級:富沢佳奈 準優勝
1回戦
富沢◯GS反則(指導3) 渡部(ブイテクノロジー)
序盤、襟を隠した相手に指導が与えられます。その後、富沢が先に技を出す展開でしたが、両者に指導が与えられます。試合終了間近のところで、富沢に組み合わないとのとの指導が与えられ、勝負は延長戦に突入します。その後、富沢がペースを握って攻め込み、相手に3度目の指導が与えられ、初戦を突破しました。
準々決勝
富沢◯GS優勢勝(背負投) 瀬戸口(光仁会病院)
開始早々、勢いよく前に出た相手に対して場外に出てしまい、富沢に指導が与えられます。その後、膠着したところで両者に指導が宣告されます。続いて徐々に自分のペースになれた富沢が前に出て攻撃し、場外に出た相手にも2度目の指導が与えられます。その後GSに突入し、富沢がうまく背負投に入って押し込み、技ありを奪って勝利しました。
準決勝
富沢◯一本勝(横四方固) 飯塚(自衛隊体育学校)
序盤に相手の内股巻込で技ありを先取されます。その後、寝技の攻防となり、富沢が横四方固で抑え込みます。一度、逃げられますが、再度抑え込んで勝負を決め、決勝進出を果たしました。
決勝
富沢 優勢負(抱分) ◯柴田(JR東日本)
お互い譲らない戦いは、富沢がかけた一本背負投を抱分に合わされ、技ありを許します。その後、挽回せんと積極的に攻めますが、ポイントを奪うことができません。逆に場外に出たとの指導を受けますが、引き続き、前に出ます。しかしこのまま試合は終了し、優勝にはあと一歩届きませんでした。
63kg級:能智亜衣美 優勝
1回戦
能智◯GS優勢勝(大外刈) 杵淵(コマツ)
両者激しい組み手争いが続き、組み合わないとの指導が双方に与えられます。続いて、相手が袖口を絞ったとの咎で、2度目の指導が与えられます。終盤には能智にも組み合わないとの2度目の指導が与えられ、勝負は延長戦に突入します。その後、ようやく2つ握れたところに相手の小内刈に大外刈を合わせて技ありを奪い、初戦を突破しました。
準々決勝
能智◯一本勝(送襟絞) 塔本(警視庁)
開始後、相手が潰れたところをうまく送襟絞に極め、一本勝ちで準決勝進出を決めました。
準決勝
能智◯GS反則(指導3) 飯島(センコー)
序盤組み合わない相手に指導が与えられます。その後、能智が攻め込み、相手に2度目の指導が与えられます。その後、勝負はGSに突入し、一進一退の攻防の中、徐々に能智がペースを掴んで攻め込み、相手に3度目の指導が与えられ、反則で勝利し、決勝に駒を進めました。
決勝
能智◯GS一本勝(内股) 田坂(ヤックス)
序盤から能智がペースを握り、積極的に試合を進めます。まず、相手に組み合わないとの指導が与えられます。その後、膠着した際に両者に指導が与えられます。試合はそのまま延長に突入します。延長に入っても同様の展開が続きますが、能智に襟を隠したとの指導が与えられ、並びます。その直後、技を繋いで内股で豪快に叩きつけ、見事、初代シニアチャンピオンに輝きました。
78kg超級:粂田晴乃 3位
1回戦
粂田◯一本勝(合技:大外刈+横四方固) 園田(滋賀県警)
序盤から粂田がペースを握り、相手に指導が与えられます。その後、大外刈で技ありを奪い、そのまま横四方固に決めて、合技で初戦を突破しました。
準決勝
粂田 反則負(指導3) ◯佐藤(センコー)
序盤相手に先に攻撃を許し、指導を受けます。その後膠着したところで双方に指導が宣告されます。そのまま勝負はGSに突入し、粂田も技を出しますが、相手に手数を許し、3度目の指導を受け、ここで力尽きました。