こんにちは。
OGの佐藤愛子です。
現在は、東京女子体育大学の監督を務めています。
本学の道場では、定期的に視覚障がい者柔道選手の練習受け入れを行っています。
障がいがある、なしに関係なく、柔道を通じての交流は勝敗を超えた経験や価値を見出すことができると感じています。
私や学生を含め、視覚障が者柔道選手の誘導方法や練習受け入れについて、最初は戸惑うことが多くありましたが、今ではスムーズにサポートができるようになりました。
うちの学生たちは本当に気が利くし、優しい女の子たちばかりです。
「超」が付くほどわがままで、周りの輪をいつも乱してきた学生時代の私を振り返ると、本当に自分が恥ずかしく思います・・・。
夏に開催された東京パラリンピックでは、本学の学生たちは大会ボランティアとして活動しました。
いつもサポートしているパラ選手たちの頑張りをパラリンピックの舞台で間近で観ることができ、学生たちは心に残るものが多くあったようです。
ある学生は、卒業研究のテーマとしてパラ柔道について研究を進めています。
ある学生は、将来障がい者をサポートする職業に就きたい、と言っています。
あるパラ柔道選手が、
「できると思ったらできる、できないと思ったらできない」という言葉を大切にしていると言っていました。
同じ言葉を学生たちにも伝えています。
柔道の練習は本当にキツイ、(時に痛い・・・。いや、いつも?笑)。
一度完全に引退したら、「できる!」と思っても、競技者レベルのキツイ練習にはもう絶対に戻れないし耐えられない!笑
だから・・・。
預かった学生たちには、大学4年間もしくは短大2年間の大切な時間だからこそ、純粋に一生懸命に柔道に打ち込んでほしいと思います。
そして、その中で勝敗を超えた様々な事を感じ取り成長してほしいと思います。
先日乱取りをしたら爪が剥がれました。
やっぱり柔道はキツイ。笑
でも面白く、奥深い・・・。
では、また会う日まで!