9月11日から20日まで、北海道の様似町という所に泊まって、日高山脈南部の地質調査に行ってきました。
地質調査にはどんなイメージをお持ちでしょうか。
日本では地面が木々で覆われており、岩石が露出している場所が限られているため、岩石が良く露出している沢沿いや海岸等で地質調査を行うのが一般的です。
今回私は車で行けるところまで林道を登り、その後徒歩で主に沢沿いを調査しました。
具体的には岩石が露出している場所(露頭という)でスケッチをしたり写真を撮ったりした後、岩石をハンマーで割って採取します。この作業を1日15ヶ所ほどで行います。
採取した岩石(合計数100kg)は学校に郵送し、その後岩石の化学分析を進めます。
調査では道のない森の中を歩いて鹿の骨を踏んだり、雨でぬかるんだ道で車のタイヤが滑って動かなくなったりと怖いこともありましたが、無事に終えることが出来ました。