本日行われましたグランドスラム・タシケント大会2日目の結果を報告いたします。
63kg級
鍋倉那美:3位
1回戦
鍋倉◯一本勝(一本背負投) KOCHKONBAEVA(キルギスタン)
開始早々から鍋倉が積極的に攻撃し、相手が潰れたところを寝技に移行します。そのまま横四方固で抑え込み、一本勝ちで初戦を突破します。
2回戦
鍋倉◯反則(指導3) BADUROVA(中立選手)
序盤から鍋倉が引手を掴んで大外刈であわやポイントかという場面を作ります。その後、膠着したところで両者に指導が与えられます。鍋倉が袖釣込腰を掛けた際にバランスを崩しますが、ビデオ判定の結果ポイントなしの判断となります。そのまま試合が進み、お互い組み合えないところで両者に指導が与えられます。その際になぜか相手に技ありが入ります。残り時間のないところで挽回せんと鍋倉が前に積極的に前に出だところで相手が掛け潰れ、残り5秒のところで3度目の指導が宣告され、逆転で勝利しました。
3回戦
鍋倉◯一本勝(合技:大外刈+横四方固) TIMO(ポルトガル)
序盤から激しい組手争いの中で攻め合う展開が続きます。中盤を過ぎたところで鍋倉が上手く大外刈に入って技ありを奪い、そのまま横四方固に極めて、合技で準々決勝進出を決めました。
準々決勝
鍋倉◯GS反則(指導3) SHARIR(イスラエル)
昨年のGSパリ決勝で敗れた相手との対戦は、序盤から鍋倉が組み勝って技を出します。その後、お互い組み合えない展開のところで両者に指導が与えられます。中盤、鍋倉の隅返が潰れたところで掛け逃げの指導を受け、後がなくなります。その後、相手も同様の掛け潰れがありましたが、そこはスルーされます。勝負はそのままGSに突入します。GSに入って相手の掛け潰れに対してようやく指導が与えられ、指導2で並びます。その後、鍋倉が不十分ながらも技を繋いで、相手に3度目の指導が与えられ、反則で準決勝にコマを進めました。
準決勝
鍋倉 GS一本負(腕挫十字固) ◯AGBEGNENOU(フランス)
序盤からお互い激しい組手争いの中、膠着したところで両者に指導が与えられます。その後もお互い技を出し合う展開となりますが、一度膠着したところで組み合わないとの指導が両者に宣告されます。そこからは鍋倉が苦しいながらも技を出して攻める展開が続きますが、勝負はそのままGSに入ります。GS投入後も同様に鍋倉が技を出す展開で相手に指導がとも思われたところで掛け終わりを上手く腕挫十字固に極められ、3位決定戦に回りました。
3位決定戦
鍋倉◯GS優勢勝(横四方固) POHL(ドイツ)
序盤から鍋倉が技を繋ぎ、相手に指導が与えられます。中盤、今度は鍋倉に消極的との指導が宣告されます。そのままGSに突入し、相手に掛け逃げの指導が与えられます。その後、相手の隅返を防いだのちに横四方固で抑え込み、銅メダルを確保しました。