2023年 グランドスラム・パリ大会初日結果報告

本日行われましたグランドスラム・パリ大会初日の結果を報告致します。

63kg級
鍋倉那美

1回戦
鍋倉◯一本勝(大外刈) KRSSAKOVA(オーストリア)

開始35秒、片襟からの大外刈で見事な一本を奪い、初戦を突破しました。

2回戦
鍋倉◯優勢勝(袖釣込腰) HAECKER(オーストラリア)
序盤、頭を下げられたところで、不十分に潰れて先に指導を受けます。その後直ぐに袖釣込腰で技ありを先取します。その後、挽回せんとクロスグリップで攻めてくる相手に対して自分の形になれない場面も見られましたが、落ち着いて対応します。相手に袖口の指導も与えられた後も、うまく寝技も使いながらそのまま押し切り、3回戦に進みました。

3回戦
鍋倉◯一本勝(足車) YVIN(フランス)
お互い技を出し合う展開の中、中盤に鍋倉が組み勝ち、相手に防御姿勢との指導が与えられます。その後、場外側でうまく回り込んで足車を決め、一本勝ちで準々決勝進出を決めました。

準々決勝
鍋倉◯一本勝(合技:谷落、横四方固) QUADROS(ブラジル)
序盤から激しい組み手争いが続きます。その中でも鍋倉が先に技を出す展開となります。決め手がないまま終盤に差し掛かるところで、相手の腰車を谷落で切り返しで技ありを奪います。そのまま横四方固に極めて、合技による一本勝ちで、準決勝に進みました。

準決勝
鍋倉◯GS一本勝(払腰) (キューバ)
序盤、防御姿勢の相手に指導が与えられ、その後、鍋倉にも同様の指導が与えられます。続いて鍋倉が技を繋ぎ、相手に2度目の指導が与えられますが、勝負はそのままGSに突入します。GSに入っても、鍋倉が先に攻める展開で、最後は内股から払腰で投げ切り、一本勝ちで決勝にコマを進めました。

決勝
鍋倉反則負(指導3) ◯SHARIR(イスラエル)

序盤、ケンカ四つの両者は引き手が持てずに組み合わないとの指導を受けます。その後、相手のしゃがむだけの技も掛け数と取られ、2度目の指導を受けます。勝負はそのままGSに突入します。GSにはいっても同様の展開が続き、相手の明らかな掛け潰れもありましたが、掛け逃げの指導は与えられず、逆に3度目の指導を受け、反則負けで悔しい敗戦となりました。