2022年 グランドスラム東京初日結果報告

本日行われましたグランドスラム東京大会初日の結果を報告致します。

73kg級

大吉 賢:3位

1回戦
大吉◯一本勝(腕挫十字固) CARDOSO(メキシコ)
序盤から巴投を中心にペースを握り、その巴投で技ありを先取します。そのまま寝技に移行して腕挫十字固で一本を奪い、初戦を突破しました。

2回戦
大吉◯反則(指導3) SARAKHONO(タジキスタン)    
序盤から組み手の攻防が続き2分がすぎた頃に両者に指導が与えられます。3分半過ぎに組み手を嫌った相手に2度目の指導が宣告されます。その後、ゴールデンスコアに入った直後に相手の偽装攻撃に指導が入り、反則にて準々決勝に進出しました。

準々決勝
大吉◯GS一本(腕挫十字固) KANG(韓国)
序盤は喧嘩四つの相手に対して、組み手争いが続き、相手選手の技を防いだ後に、寝技で攻める展開になります。2分経過後、大吉に消極的な指導が与えられます。寝技で惜しい場面もありましたが、ゴールデンスコアに入ります。ゴールデンスコアに入り相手に技を繋がれ、2度目の消極的指導を宣告されます。その後、寝技の攻防の際に、巧みに腕挫十字固に極めて一本勝ちで、準決勝にコマを進めました。

準決勝
大吉 GS反則負(指導3) ◯古賀
序盤は喧嘩四つで組み手争いが続く展開になり、内股をお互いに掛け合うも、決め手には至らず、その後動きが止まって両者に指導が与えられます。大吉が優勢に試合を進めますがポイントにはつながりません。そのままゴールデンスコアに入ります。ゴールデンスコアに入り膠着した状態が2分ほど続きますが、相手が先に技を出す展開となり、大吉に2度目の指導が宣告されます。その後互角の攻防が続くものの、相手の攻めに下がってしまったところに場外指導をうけ、反則負けとなりました。

3位決定戦
大吉◯一本勝(内股) UMAYEV(ベルギー)
試合開始後組み手で圧をかけペースを握ります。しかし相手の技を受けてしまい、消極的指導が大吉に与えられます。その直後、組側の内股で相手を完璧に投げて一本を奪い、3位に入賞を果たしました。

63kg級

鍋倉那美:3位

鍋倉◯一本勝(合技) IVANESCU(ルーマニア)
序盤は組手の攻防の中、クロスで背中を持ちにくる相手に対して大内刈で合わせ、技ありを先取します。そのまま抑え込んで合技で一本を奪い、初戦を突破しました。

準々決勝
鍋倉◯一本(大外刈) HAECKER(オーストラリア)
序盤組み手の攻防から両袖を持ち、そのまま大外刈で豪快に叩きつけ、一本勝ちで準決勝に進出しました。

準決勝
鍋倉GS優勢負(隅落) ◯高市(コマツ)
開始1分で組み合わないとのことで両者に指導が入ります。その後、大内刈で攻められ鍋倉に2度目となる消極的指導が与えられます。本戦残り1分、場外側での攻防の中、肩車で技ありを取りますが、ビデオ判定の後に取り消されます。ゴールデンスコアに入り、鍋倉が主導権を握って攻め込み、相手に消極的との指導が与えられ、2-2で並びます。その後、果敢に攻めて、相手に指導が与えられるかとの展開が続きますが、小外刈に入ったところを合わされてしまい、技ありを奪われ3位決定戦に回ります。

3位決定戦
鍋倉◯GS優勢勝(大内刈) SZYMANSKA(ポーランド)
序盤から鍋倉が果敢に攻めていきます。良い組手になりますが相手の捨て身技で逃げられてしまいます。その後も鍋倉が攻める展開でペースを握っていきます。2分半がすぎた時に相手に消極的指導が与えられます。ゴールデンスコアに入り、組み合わないことにより両者に指導が入ります。その後内股、体落などの技で攻めていきます。その直後、大内刈で追っていき、技ありを奪って勝利しました。

両名とも十分優勝が手の届くところにあっただけに、悔しい敗戦となりました。