2022 グランドスラム・ウランバートル初日結果報告

本日より行われておりますグランドスラム ウランバートル大会初日や結果を報告いたします。

60kg級 

永山竜樹:優勝

2回戦
永山◯(優勢勝ち)△ナルバイエフ(カザフスタン)
両者右組み。開始30秒、消極的な永山に指導1が与えられます。中盤、組み側に永山が裏投を仕掛け技ありを奪います。その後も袖釣込腰などで責め続けます。残り20秒で相手に指導1が与えられ、優勢勝ちで準々決勝戦進出です。

準々決勝戦
永山◯(優勢勝ち)△エンタイバン(モンゴル)
両者右組みの相四つ。序盤から後半まで両者担ぎ技で攻め合います。試合時間残り1分、相手が下がったところ永山が小外刈を合わせて技ありを奪います。そのまま、試合が終わり盤石な柔道で準決勝戦に駒を進めました。

準決勝戦
永山◯(裏投)△ココライエフ(イスラエル)
永山右、相手左のケンカ四つ。1分過ぎ左の一本背負投で技ありを奪います。その後も相手の隅返から寝技に移行してチャンスを作ります。3分過ぎ、お互い背中を持ち合ったところから裏投を仕掛け一本勝。

決勝戦
永山◯(優勢勝ち)△ヤン ユンウェイ(台湾)
東京五輪銀メダリスト、現在ワールドランキング1位のヤン ユウウェイ(台湾)との対戦は、両者右組みの相四つ。開始1分、永山が片襟の状態から左の大内刈を仕掛け、左の一本背負投に連絡して技ありを奪います。その後は、冷静に相手の攻撃をさばきます。残り1分、技数の少ない永山に指導1が与えられます。そのまま試合が終わり永山が優勝を果たしました。若干、安全策に徹した感はありますが、課題である攻撃衝動を抑え我慢する柔道ができたため練習の成果が見える試合でした。

48kg級

角田夏実:優勝

2回戦
角田◯(合技)テルビッシュ(モンゴル)
両者左組みの相四つ。開始20秒、角田が巴投で技ありを奪います。1分過ぎ、消極的な相手に指導1が与えられます。1分半で再度、角田が巴投を仕掛け、技あり合わせて一本。落ち着いた試合運びで準々決勝戦進出を決めました。

準々決勝戦
角田◯(巴投)△ギリアゾワ(IJF)*ロシア
角田左、相手右のケンカ四つ。序盤、角田は巴投を仕掛けるが、これが偽装攻撃とみなされ角田に指導1が与えられます。中盤に両者消極的で角田に指導2、相手に指導1が与えられます。その後、組み合わない相手に指導2が与えられ罰則で並びます。残り20秒、場外際で押してくる相手の力を利用し、角田が巴投を仕掛け一本勝ち。準決勝に駒を進めました。

準決勝戦
角田◯(小内刈)△イ ヒョクヨン(韓国)
両者左組みの相四つ。開始30秒、相手が偽装攻撃で指導1が与えられます。その後も消極的な相手に指導2が与えられます。2分過ぎ、下がる相手に小内刈を合わせて、これが見事に決まり一本勝ち。

48kg級 決勝戦
角田◯(反則負)△ガンバータ(モンゴル)
決勝は4月のGSアンタルヤ大会で優勝しているガンバータ(モンゴル)との対戦となりました。角田左、相手右のケンカ四つ。
開始30秒、相手が組み手を切るために、角田の左腕を脇固で痛めつけたました。立ち姿勢での関節技は禁止されているため、相手に反則負けが与えられ、角田が優勝を果たしました。今回は減量がきつく、コンディショニングに苦戦しましたが、実力の差を見せつけての優勝となりました。

52kg級

志々目愛:初戦敗退

2回戦
志々目△(GS反則負)◯ジュン イエリン(韓国)
両者左組みの相四つ。中盤、両者攻めあぐみ指導1が与えられます。後半、志々目が片襟ながらも内股などで攻めますが、変則的な組み方で志々目に指導2が与えられます。延長戦に入り、不十分ながらも相手は背負投で攻撃を仕掛けます。延長1分半、消極的な志々目に反則負けが与えられ2回戦敗退となりました。

明日は63kg級に鍋倉那美が出場します。応援の程、宜しくお願い致します。