2021年 全日本女子選手権大会結果報告

本日、講道館にて第36回皇后盃全日本女子柔道選手権大会が行われました。了德寺大学職員柔道部より、角田夏実、能智亜衣美の2名が出場しました。

1回戦


能智◯(指導3) 浜(百五銀行)


序盤、能智が積極的に組みますが、両者に指導が与えられます。自身の形を徹底し組み勝ちその後、相手に2回目の指導が重ねられます。終盤、形を変えず引手を徹底して落とし能智らしく足技から攻めます。その後、両者に指導が与えられ相手の反則負けにより初戦を突破しました。

2回戦

角田◯GS(指導3)田中(環太平洋大)
 角田が左組、相手が右組。相手の体重が105kgと体重差が50kg以上。序盤、角田間合いをとり両者に指導が与えられます。中盤、相手が片襟から強引に技を掛けてきましたが、角田はなんとか耐えます。終盤、角田は組手を変えず徹底し相手の釣手を落とし、いいタイミングで巴投に入りますが、投げることはできず。相手に2回目の指導が重ねられます。延長戦に入り、組手を徹底し巴投に入り相手に更に指導が重ねられ相手の反則負けにより角田が3回戦に進みます。

能智 GS反則負(指導3)◯長谷川(近畿大)
 能智が左組、相手が右組のケンカ四つ。1分すぎ相手が奥襟を持ちブロッキングの指導が相手に与えられます。中盤、相手が内股をかけたところをうまく透かし、有効を奪います。終盤、相手が大内刈で有効を奪いポイントが並びます。延長戦に入り、1分半を過ぎたところ能智に指導が与えられます。なかなか組み合うことができない能智に対して2回目の指導が重ねられます。能智は挽回しようと小外刈で攻め込みますがポイントならず。その後、両者に指導が与えられ、能智の反則負けとなりました。

3回戦

角田 GS一本負(払腰)◯梅津(三井住友海上)
 78kg実業個人優勝の梅津との対戦になりました。相手は右組のケンカ四つ。序盤間合いを取り、じっくり組手を行う両者に指導が与えられます。中盤、組手を徹底し相手に持たせず巴投で攻めます。終盤、変えずに組手を徹底し巴投を掛けますがあげることができず。延長戦に入り、巴投で攻めますが投げることができず。1分過ぎ相手が一瞬いい組手になったところ、足車で一本負けとなり、3回戦敗退となりました。

角田は最軽量、能智も自分より大きな相手との試合が続きましたが、2人ともしっかりと戦ってくれました。十分勝ちに繋ぐこともできただけに、悔しさは残りますが、見つかった課題に取り組んで今後の試合に活かしていきたいと思います。