OB 佐々木伸次朗

今日これを書いているのが6月17日になるのですが、フロリダ州も雨季に入って朝は快晴なのですが、夕方からスコールみたいに大雨が降ってきて蒸し暑くなって来ました。

私たちはこのコロナ禍でも皆で助け合い何とか乗り切ることができていると思います。 

大学での柔道指導もソーシャルデイスタンスを確保して相手と組まずに柔道を教える、障害のある人たちへのZ O O Mを通しての柔道エクササイズや遠隔で柔道指導などで、今までにない経験と新しい方法などが生み出せた悪条件の中での発見があり、かなり良い経験になっています。

組む事が許されない状況で柔道の指導をするときに、高校時代から修練してきた一人打ち込みや、シャドウ柔道には本当に救われました。60歳から柔道を始めたイラン人の生徒が、「知識は力だ」と言っていたのですが、本当にそれを実感しました。米国に来て10年以上が経過したのですが、良い人生を送っているせいか、41歳になった今、すごく学ぶことがありますし、色々と理解ができるようになって来ています。

現役時代に必死で柔道の稽古に励んだから今があります。

柔道の実力がもう上へ伸びることはなく、劣化を止めることで精一杯ですが、知識などはしっかり横へ伸びて行って総合的な柔道はしっかり大きくなっていると実感しています。 

指導者として勝ち負けだけじゃないっていうのも理解できるし、今も道場もうまく行っていて、生徒達と楽しい柔道ができていて嬉しい限りなのですが、もう一回だけでいいから勝ち負けにこだわり、世界一になりたいと言ってくる真剣な生徒に出会って、私も柔道に燃えたい。勝ち負けにこだわるから真剣になれるし、自分を賭ける事ができるのだと思います。 家族や仲間には迷惑かけられませんが、いつまでも自分自身の人生に一生懸命にやっていきたいと思う今日この頃です。

ありがとうございました!