こんにちは!
岡田敏武です
前回に引き続き本の紹介をしたいと思います。
今回は大山淳子先生の『猫弁』シリーズです。
ドラマ化もされている作品なのでご存知の方もいると思います。
第2シリーズが昨年発売されていたことを知り、第1シリーズ5作品を読み直しました。
猫弁とは過去の裁判の影響で猫に関わる依頼ばかりが来るようになってしまった百瀬太郎という弁護士の巷での呼ばれ方です。
猫専門の弁護士のようなレッテルを貼られてしまっていますが、東大法学部を首席で卒業している天才です。
まあ変わり者は変わり者なんですが・・・
物語は基本的に猫に関する些細な依頼がそのほかの様々な出来事と複雑に絡み合い大きくなっていきます。そんな状態を猫も含めみんなが幸せになれるように解決していく、そんな物語です。
この本の中で主人公の母親が
「万事休すのときは上を見なさい。すると脳がうしろにかたよって、頭蓋骨と前頭葉の間にすきまができる。そのすきまから新しいアイデアが浮かぶのよ」
と幼い頃の主人公に教えます。
もちろん医学的に正しい訳はないのですが・・・
しかしこの教えはすごく前向きで自分も実践したくなりました。
万事休すの時は下を向きがちですし、涙がこぼれ落ちそうになります。そんな時に上を向き、涙がこぼれないようにできて。
そうすればきっと冷静に前向きになることができ、いいアイデアも浮かぶのだと思います。
この教えからもわかるようにとても前向きで心温まる物語なのでぜひ読んでみてください!