OB 下山徳大

お久しぶりです。
R&S ACADEMY【六郷道場】の下山徳大です。

コロナウイルスの影響で、柔道の大会、イベント、そして練習までもが以前のようにはできなくなり早くも半年が経とうとしております。

まだまだ終わりの見えない戦いは続きますが、柔道や他のスポーツもニューノーマルな世界に切り替わり始めているのではないでしょうか。

少年柔道を指導する立場である私も、さまざまな思い、苦悩がありました。

5月の緊急事態宣言の際には、準備ができておらず、完全に練習ができないという何も対応のできない事態に陥ってしまいました。

もちろん子どもたちや保護者の方々の安心安全、健康を第一に考えなければなりません。
しかし、子どもたちの居場所を守る事も指導者の責任です。道場が存続できなくなれば子どもたちは柔道ができなくなってしまいます。
それを避けるためには利益を出し続けなければなりません。

度重なる議論や検証を重ね、道場における感染防止対策や、少人数制による練習、練習をしても濃厚接触者とならないように練習内容の工夫、パーソナルトレーニングや、オンラインによる練習、演劇など他分野と柔道の融合等、これから冬にかけて訪れるであろう事態に備え、この夏は準備をしてきました。

不測の事態にすべて対応できるわけではありませんが、コロナウイルスが流行する以前と比べて、指導の幅も広がり、私自身は成長することができたと感じております。

もちろん柔道はコンタクトスポーツなので道場に集まらなければできない事はたくさんあります。

一方で集まらなくてもできること、集まらない方がより効果的にできることも、たくさんあることに気づけた点がとても大きな収穫でした。

まだまだ不安はありますが、どのような環境に置かれたとしても挑戦し続けます。

柔道界が今後の変化に対応し進化していく事、その一端を微力ながら担うことができることは喜びでもあり、今後の楽しみです。