本日行われましたグランドスラム・パリ大会初日の結果を報告致します。
60kg級
永山竜樹:優勝
2回戦
永山◯優勢勝(袖釣込腰) AIBEK(キルギスタン)
若手で勢いのある相手との対戦は、序盤、組み合わない相手に指導が与えられます。その後も激しい組手争いが続く中、袖釣込腰で技ありを奪います。その後も先に技を出しで押し切り、初戦を突破しました。
3回戦
永山◯一本勝(合技:袖釣込腰+出足払) KHYAR (フランス)
開始早々、相手の前進に合わせて袖釣込腰で技ありを先制します。続いて掛けた一本背負投が掛け逃げとみなされ、指導を受けます。その後は永山のペースで技をつなぎ、相手に指導が与えられます。お互い激しい組手争いが続く中、上手く出足払で技ありを追加し、合技にて準々決勝進出を決めました。
準々決勝
永山◯一本勝(背負投) KIM(韓国)
序盤から奥襟を叩いてくるケンカ四つの相手に対して永山も脇差しからの組手で対応し、小外掛で技ありを先取します。更に間合いを詰めてくる相手に姿勢が悪くなったところで指導を受けます。その後、右の高い背負投が見事に決まり、準決勝に駒を進めました。
準決勝
永山◯優勢勝(背負投) AKKUS (トルコ)
序盤から担ぎ技で攻め、中盤に背負投で技ありを奪います。その後、引き続き攻めますが、背負投が中途半端になったところに指導を受け、終了間近の組手争いの際に組み合わないとの指導を受けるもそのまま押し切り、決勝進出を果たしました。
決勝
永山◯一本勝(合技:背負投+裏投) ABULADZE(ロシア)
開始直後に永山が掛けた背負投の後に寝技で回され、抑え込まれてしまいます。ここを何とか技ありに止めると、直後に背負投で技ありを返し、続いて相手の奥襟の組手に対応しての裏投で技ありを追加し、合技にて優勝を遂げました。
初戦で痛めていた肉離れを悪化させるというアクシデントに見舞われ、使える技も制限された中、しっかりと次につながる結果を出すことができました。
52kg級
志々目愛:3位
2回戦
志々目 ◯一本勝(崩袈裟固) PUPP (ハンガリー)
開始早々から足を使いながら攻撃し、相手に指導が与えられます。その後も奥を叩いて間合いを詰めようとする相手にうまく対応し、場外に出た相手に2度目の指導が宣告されます。その後、相手が潰れたところを得意な形で抑え込み、初戦を突破しました。
3回戦
志々目 ◯一本勝(崩袈裟固) RAMOS (ポルトガル)
序盤の組手争いの中、相手を前に潰して得意な形に持ち込み、初戦同様、崩袈裟固に固めて、準々決勝進出を決めました。
準々決勝
志々目 反則負(指導3) ◯KRASNIQI(コソボ)
序盤の組手争いの中、相手の奥襟に首を抜いたとの判断で指導を受けます。その後、お互い足技を出し合う展開で両者に指導が与えられます。志々目が先に技を出しますが決めきれず、次の段階で組手争いの際に両者に指導が与えられ、志々目に指導3となり、敗者復活戦にまわります。
敗者復活戦
志々目 ◯一本勝(崩袈裟固) MOSDIER(フランス)
開始早々、相手をつぶしたところに得意な形で抑え込み、3位決定戦に駒を進めました。
3位決定戦
志々目 ◯GS一本勝(内股) GNETO(フランス)
激しい組手争いが続き、なかなか持たせてもらえない展開となります。相手が奥襟を叩いて志々目の頭を下げ、固めた形となり、相手にロッキングによる指導が与えられます。その後も組手争いが続き、両者に指導が与えられます。終盤に何度か技を繋がれ、本戦終了の後、志々目にも2度目の指導が宣告されます。ゴールデンスコアに突入後、ようやく自分の組手になることができ、得意の内股を見事に決めて、3位を確保しました。
準々決勝での不可解な審判の指導に泣き、連覇はなりませんでしたが、右手の親指を亜脱臼するアクシデントにも見舞われながら、何とかメダルにつなげてくれました。