OB 鳥居智男

今年の1月より、モンゴルで柔道指導をさせてもらいました。

モンゴルは国内全国大会が年間一度しかなく、年明けにまず、全国大会。

赴任そうそう大会を視察し、パリ等国際大会等の選手選び、国際大会では合宿もあるので、春まで選手もコーチも忙しく、体調管理やオリンピックのポイント確保が大変になります。

日本以外の国は、全階級に素晴らしい選手を作る事は困難で、今の日本のように各階級二三人世界チャンピオンが居るなんて想像もつきません。

日本は銀メダルでも険しい表情で負けて罪悪感満載な顔をしますが、他の国はメダルを貰えるだけで大喜びです。

なかなか日本のようには成れない。

当たり前ですが、柔道は現代スポーツとして、多くの国に愛されるためにルールの改善をされ、メダル獲得国数はどんどん増えています。

今はルールに勝つ事も必要とされています。

人が審判をするので、必ずしも同じ判定ではない事もありますが、審判がどう感じるか?、試合の流れを読む、掴む事も重要です。

柔道が上手く、強くなるだけでは成績につながらない事もたくさんあります。

モンゴルは強い国とされてきましたが、今は低迷し大きな改革をしようとしています。

日本人としてではなく、柔道人として、柔道が発展し、自他共に栄えるようにこれからも頑張りたいと思います。