本日行われました全日本選抜体重別選手権大会最終日の結果を報告致します。
81kg級
渡邉勇人:初戦敗退
1回戦
渡邉 優勢負(腕 技あり:大外刈)◯ 藤原(日体大)
序盤から自分のリズムで攻め込み、相手に指導が与えられます。その後も背負投や一本背負投で相手を大きく崩します。中盤には逆の大腰で相手を豪快に投げますが、回りすぎてしまいポイントにはなりません。このまま延長戦に突入かと思われた試合終了間際に大外刈を入らせてしまい、技ありを奪われて初戦で涙をのみました。
終始、渡邉のペースであっただけに、非常に悔やまれますが、全日本選手権に向けて切り替えていきたいと思います。
52kg級
角田夏実:優勝
志々目愛:2位
1回戦
角田○一本勝(腕挫十字固) 今井(コマツ)
試合開始から自分の組手を徹底し、相手が前に出てきたところを巴投で技ありを先取します。そのまま寝技へ移行し、腕挫十字固を極めて、幸先の良いスタートを切ります。
志々目 ○反則勝(指導3) 前田(三井住友海上)
序盤から積極的に攻め続け、相手に指導が与えられます。しかし一瞬、相手の組手を許したところを隅返にはまってしまい、技ありを許します。挽回せんと激しく攻め込み、相手に2度目の指導が与えられます。何度もポイントにあと一歩のところまで崩し、抑え込んだりしますが決めきれず、残り時間が少なくなります。終了間際に相手の掛け逃げや消極さにより残り4秒のところで3度目の指導が宣告され、逆転にて初戦を突破します。
準決勝
角田○ 一本勝(巴投) 阿部(夙川学院)
試合開始からお互い技の掛け合いが続きます。その後、組手にこだわる両者に指導が1つずつ与えられます。一進一退の戦いは残り1分を切ったところで角田の巴投が見事に決まり、一本勝ちにて決勝進出を決めました。
角 志々目愛○ GS反則勝(指導3) 武田(龍谷大)
開始早々、得意の内股で技ありを先取します。その後も一方的に攻め続け、相手に指導が累積し、最後は反則勝ちにて決勝に駒を進めました。
決勝
角田○ GS優勢勝(技あり:巴投) 志々目愛
試合序盤から厳しい組み手争いが続き、開始30秒で両者に指導が与えられます。その後互いに攻め合い残り1分のところで角田の巴投に対して掛け逃げの指導が与えられます。そのまま本戦の時間が終了し、GSへ突入します。全般的に志々目のペースで進み、足技で追っていったところを角田が上手く巴投に合わせて技ありを奪い、嬉しい大会初優勝を遂げました。
お互い持ち味を出して決勝まで勝ち進み、5度目の対戦となりました。今回は角田がワンチャンスをものにして、念願の選抜初制覇を果たしました。
今後も切磋琢磨を続け、さらなる高みを目指していきたいと思います。
試合後に行われました強化委員会にて、これまでの成績を総合的に判断され、了徳寺学園より52kg級の志々目愛、そして新入部員の100kg級、ウルフ・アロンの両名が9月に行われるアゼルバイジャン・バクーでの世界選手権日本代表に選出されました。両名とも、連覇を達成できるよう、しっかりと準備していきたいと思います。
2日間応援いただき、ありがとうございました。
この後に続く、全日本男女の選手権でも結果につなげられるよう頑張ります!