OB 鈴木貴士

皆さま、こんにちは。
了徳寺学園柔道部OBの鈴木貴士です。

懲りずに登場です。ご了承ください。

3回目となりました。
1回目は「審判」について、2回目は「形」について書かせていただきました。

柔道のことばかりかよ!!と言われると困るのですが、今回はまた気づきがありましたので、また柔道について書かせていただきます。

試合のときに朝早くから並んで、開場と同時にダッシュ、観客席の両端に座り、荷物を置き、チームの場所を確保する。誰もが少なからず経験のあることではないでしょうか。
 
近年この行為に関しての不満を多く聞きます。SNSの普及率が高くなっていて、誰もが発信しやすくなったことも背景としてあるのではと思います。
 
 先日、石川県の少年大会に審判として行ってきました。

まず、よく見られる保護者の朝の並びがほとんどありません。選手とその付添いの保護者くらいです。

そして開場。誰もダッシュしません。

むしろ、ゆったりと柔道場に向かうではありませんか。

観客席に毛布などありませんし、荷物がドンと置いてあることもありません。

聞くところによると、道場ごとに座席を指定しているとのことです。強いから最前列で席数も多いということもないし、大会ごとにローテーションしていくようです。保護者の方々は、日頃働いて、せっかくの休みの日曜日も朝早くから並んでと大変そうだなと思っていました。

全国大会になると前日夕方くらいから並ぶ人もいるようです。全国大会では運営側として指定はしても、それを守れず他県の場所まで占有する団体がいると聞きました。大変残念です。

石川県の少年柔道は、名門道場である鶴来坂田道場の坂田実先生が提案して以降、ずっとそれを事務局で引き継いでおられるということです。

坂田道場出身の金丸先生の素晴らしい人間性は、坂田先生のそういった指導から培われたんだなぁと今更ながら思います。

柔道に関わる人皆が気持ちよく柔道に関われるといいですね。

というわけで、今回はここらへんで失礼いたします。

これからも了徳寺学園柔道部の皆様を心より応援させていただきます!!

鈴木貴士