石井孝法 118

平昌オリンピックでの
日本選手団の活躍に
大いに盛り上がったのではないでしょうか.

今年度の非常に重要な時期に
JOC冬季コーチ会議で
浅学の私が話をさせていただいたことは
光栄なことでした.

さて,平昌オリンピックの中で
私が最も注目したのは
小平選手でした.
それは,結城先生のコーチングに
とても興味があったからです.

素晴らしい結果が出て
正直嫉妬しています.

コーチング学会の特集で
結城先生が書かれていることを
引用します.

「コーチング実践の評価や
コーチの評価も難しい.
一流の選手を育てあげれば
優れたコーチと言えるのか.
すでに一流の実力を備えた選手と
共に最後の一歩を成就し,
脚光を浴びればコーチも
優れているということになるのか.
私は,これまで幸いにして選手に恵まれ,
コーチとして3 度のオリンピックを経験し,
いずれも関わった選手がメダルを獲得した.
しかし,自らを“優れた”コーチとは思っていないし,
自らのコーチング実践は
試行錯誤,悩みの連続で,
とても一流とは言えないと思っている.」

コーチ自身のスタンスが大事で
学びや実践という行動につながると思います.
メダリストを生んでも
コーチングを追求した結果です.

私が何かを評価することはできませんが,
ただただ素晴らしいと思いました.

本当におめでとうございます.