本日、滋賀県武道館にて全日本実業柔道個人選手権大会初日が行われました。
63kg級 能智亜衣美:初戦敗退
2回戦 能智◯米澤(自衛隊体育学校)
能智左、相手右のケンカ四つ。1分過ぎ、お互い引手を持ち合わず両者に指導1が与えられます。中盤にも同様の理由で両者に指導2が与えられます。その後、両者攻め合いますがポイントにはならず延長戦に入ります。
延長後、能智は内股や大外刈で攻撃を早めます。相手が幾度か不用意に場外に出ますが指導にはならず。延長4分過ぎ、逆に能智が相手を場外に押し出したとして、能智に反則負けが与えられます。納得のいかない判定ではありましたが、この悔しさを皇后杯、講道館杯につなげてほしいと思います。
90kg級 ダニエル・ディッチェフ:ベスト8
1回戦 ダニエル◯一本(縦四方固)石塚(日本通運)
序盤、ダニエルの左右の組み手に相手が掛け潰る展開が続き、両者に指導1が与えられる。中盤、消極的な組み手をした相手に指導2が与えられます。その直後、相手が潰れたところダニエルが寝技に移行し、縦四方固で一本勝ち。2回戦に駒を進めます。
2回戦 ダニエル◯GS反則(反則負け)田坂(東芝)
序盤、組み手争いが続き開始1分ほどで両者に指導1が与えられます。中盤にダニエルが不用意に場外に出てしまい、ダニエルに指導2が与えられます。その後、両者攻め合いますがポイントにはならず延長戦に入ります。延長戦に入り相手が徐々に疲れ始め、延長2分ほどで消極的な相手に指導2が与えられます。その後もダニエルは組み手で相手を潰し寝技に移行する展開で攻め続けます。延長戦5分過ぎ、技が出ない相手に対して反則負けが与えられ、ダニエルが3回戦進出となりました。
3回戦 ダニエル◯一本(縦四方固)森部(不ニ熱学)
1分過ぎ、不用意に場外に出た相手に指導1が与えられます。中盤、相手が大外刈を仕掛け投げられそうになりますが、ダニエルがなんとかこれをしのぎます。開始3分過ぎ、相手が潰れたところをダニエルが寝技に移行し縦四方固で一本勝ち。準々決勝進出となります。
準々決勝戦 ダニエル(肩車)一本◯篠崎(京葉ガス)
序盤、両者激しい組み手争いが続きます。開始1分ほど、片襟を持ち続けた相手に指導1が与えられます。中盤、両者技を仕掛けられずダニエルに指導1、相手に指導2が与えられます。2分半過ぎ、相手が両袖から肩車を仕掛け、これが決まり一本負け。ダニエルらしい柔道ができていましたが、今一歩及ばず3位入賞とはなりませんでした。
岡田敏武:3回戦敗退
90kg級
1回戦 岡田◯技あり(背負投)乙津(東芝)
元強化選手である乙津との初戦となりました。岡田左、相手右のケンカ四つ。1分半過ぎ、岡田が背負投で技ありを奪います。その後、相手が左組みにスイッチし間合いを詰めてきます。中盤に極端な防御姿勢を取った岡田に指導1が与えられます。その後も岡田は組み手に対応できず、後半にも偽装攻撃で指導2が与えられます。なんとか技ありを守り切り優勢勝ちで2回戦進出となります。
2回戦 岡田◯一本(背負投)浦瀬(JFEスチール)
開始15秒、岡田の背負投が見事に決まり一本勝ち。
90kg級
3回戦 岡田(大外刈)GS一本◯前田(自衛隊体育学校)
岡田左、相手右のケンカ四つ。岡田が序盤から積極的に攻め、1分過ぎに消極的な相手に指導1が与えられます。その後、相手が岡田を組み手で制圧する展開となり、中盤に極端な防御姿勢を取った岡田に指導1が与えられます。3分過ぎ、再度、極端な防御姿勢で岡田に指導2が与えられます。そのまま本戦が終わり延長戦となります。延長戦30秒で、相手が大外刈を仕掛け、これを岡田が裏投で返そうとしますが返しきれず一本負け。3回戦敗退となりましたが、強豪とも十分戦えるところまで力が付いてきました。
本日は残念ながら入賞には届きませんでした。
最終日には
明日は73kg級の込山龍哉と川崎祥太の2名が出場します。優勝目指して頑張ります。