2021グランドスラム・バクー大会2日目結果報告

5日から行われていますグランドスラム・バクー大会2日目の結果を報告致します。

73kg級 大吉 賢:準優勝

1回戦

大吉◯ GS一本勝(肩固)  ODGEREL(モンゴル)

序盤から激しい組手争いの中、相手に先に先に技を出され、消極的との指導を受けます。その後、巴投で攻めますが、掛け逃げと判断され2度目の指導を受けます。相手にも掛け逃げの指導が与えられた後、勝負はGSに突入します。相手が潰れたところを大吉が巧みに肩車に抑え込み、一本勝ちで初戦を突破しました。

2回戦

大吉◯一本勝(合技:巴投+内股)  ORUJOV(アゼルバイジャン )

リオオリビック銀メダリストで、2019世界2位、地元の英雄オルジョフとの対戦は、開始早々、大吉が巴投で技ありを先取します。その後、再度、巴投に入ったところを隅落に合わされ、技ありを返されます。お互い間合いを詰めて技を掛け合い、オルジョフの技を受けた際に、大吉が帯から下を触ったとのことで指導を受けます。その後、再度、間合いを詰め合ったところで大吉が右の内股に入って最後は押し込み、技ありを追加して合技により勝利し、準々決勝進出を決めました。

準々決勝

大吉◯一本勝(合技:浮落+内股) KHAZHALIEV(ロシア)

2021年グランドスラム・カザン2位のカザリエフに対して、先ずは袖口を絞った相手に指導が与えられます。その後、相手の背負投を強引に返して技ありを先取します。続けて、間合いが詰まったところを釣腰から最後は内股で技ありを追加しての合技で、準決勝に駒を進めました。

準決勝

大吉◯一本勝(跳腰)  VENNEKOLD(ドイツ)

この日初めてとなるケンカ四つの相手との対戦は、序盤お互いに牽制し合う中で大吉が技に入ろうとしますが、なぜかここで大吉だけに消極的との指導が与えられます。その後、しっかりと組み合い、大吉の豪快な跳腰が決まり、一本勝ちにて決勝進出を決めました。

決勝

大吉 GS反則負(指導3) ◯MAKHMADBEKOV(ロシア)

2021年GSカザンチャンピオンのマグマべコフとの対戦は、徹底して組み合わず、組み際の技で攻撃してくる相手になかなか大吉の形になれません。十字固を決められそうになる場面もありましたがうまく凌ぎ、お互い指導を1つずつ受けた後、勝負はGSに突入します。その後も組もうとする大吉に対して、組み合わずに組み際の攻撃を続ける相手に対してペースを握れず、指導を2度受けて悔しい敗戦となりました。

調子も良く、強豪を倒して勝ち上がっていただけに、今後勝負してこない相手に対しての対策に取り組んで、次に向かって欲しいと思います。