石井孝法 156

みなさんこんにちは.
石井です.

みなさんは武道の可能性って
なんだと思いますか?

う〜む…
考えてみます.


……

「真の武道家とは,どういう人か.
 武道が本当に好きな人である.
 それだけ.
 可能性もクソもない.」

以上.

これだけです.

さてみなさん
この文章をみてどう思われましたか?

また,石井がめちゃくちゃなことを言ってる.
何を言ってるんだ,こいつは!と
なったんじゃないでしょうか?

この文章は,
月間「武道」2020.4の
「武道の可能性を探る」に記載されている
養老孟司先生(東京大学名誉教授)の
文章を抜き出したものです.

もう一度みてみましょう.

「真の武道家とは,どういう人か.
 武道が本当に好きな人である.
 それだけ.
 可能性もクソもない.」
 東京大学名誉教授 養老孟司
 武道の可能性を探るより

こうなると
どう読み取ったでしょうか?

養老先生が言うならねとなったら危ういです.
もし,多くの方がそうなっているなら,
武道の可能性はないでしょう.

同じ文章でも
石井が言えば「馬鹿だな〜」
養老先生が言えば「なるほど」

これは,
権威が言えば正しいという
弱りきった思考でしょう.

柔道でいえば
「問答」が軽視されていることの
表れかもしれません.

武道の可能性を探る時

科学的態度や批判的思考を
育む場になっていないことに
強い危機感を覚えます.

とは言っても
養老先生の「武道の可能性を探る」の
考察は素晴らしいものがあります.
ぜひ,読んでいただきたいと思います.

あと,ベッケンバウアーのアンサーを.
渡邉(元?)選手
トレーニング研究会やりましょう!