2021年 グランドスラム・アンタルヤ最終日結果報告

4月1〜3日にトルコ・アンタルヤにて開催されましたグランドスラム・アンタルヤ大会最終日の結果を報告致します。

100kg級

ウルフ・アロン:準優勝

2回戦

ウルフ◯一本勝(大外返) SISMANLAR(トルコ)

地元の昨年欧州ジュニア2位との初戦は、先に消極的との指導を受け、終盤、大外刈を返され、技ありを許します。しかしその直後に、相手の不用意な大外刈受け止め、しっかりと返して一本を奪い、逆転で3回戦進出を決めました。

ウルフ◯一本勝(横四方固) MEDINA(ドミニカ共和国)

開始すぐに、両者に組み合わない指導が与えられます。その後、ウルフに指が袖の中を掴んでいるとのことで、2度目の指導を受けます。その後徐々にウルフのペースになり相手を追い込み始めた2分過ぎ、片手の低い袖釣込腰で、技ありを先取されます。しかし、相手が捨身技で体を捨てたところを上手く横四方固に移行し、この試合も逆転で勝利し、準々決勝へ進みました。

ウルフ◯一本勝( 内股 ) KHURRAMOV(ウズベキスタン)

2020年のグランドスラム・デュッセルドルフ覇者との対戦は、1分過ぎに豪快な内股で一本を奪い、準決勝進出を果たしました。

ウルフ◯一本勝(大内刈) ADAMIAN(ロシア)

2020欧州選手権2位、マスターズ・ドーハ3位の強豪アダミアンとの対戦は、序盤相手の抱きつき際の小外掛で崩された後、巧みに寝技に移行され、後袈裟固で抑えられます。必死に抵抗して逃げますが、技ありを奪われます。その後、中盤過ぎに大内刈で相手を畳に叩きつけ、逆転の一本勝ちで決勝に駒を進めました。

ウルフ 反則負(指導3)◯KOTSOIEV(アゼルバイジャン)

マスターズ・ドーハ2位のコストエフとの決勝は、序盤からお互い釣手を差し合っての攻防となります。ウルフが先に技を出す展開が続きましたが、引手の探り合いの際に両者に指導が与えられます。続いて同じ展開となり、再度両者に指導が与えられます。その後、相手の組んでは直ぐに体を捨てての隅返を問題なく捌いていましたが、技数とみなされ、ウルフのみに指導が与えられ、優勝はなりませんでした。

決勝での指導の取り方には疑問符がつくものではありましたが、復帰戦をしっかりと戦えたことは良かったと思います。

続いてキルギスでのアジアオセアニア選手権に出場します。

引き続き応援の程、宜しくお願い致します。