2019 ワールドマスターズ青島大会初日結果報告

本日より中国・青島にて開催されていますワールドマスターズ青島大会初日の結果をご報告致します。

60kg級 永山竜樹:優勝

1回戦
永山◯一本勝(一般背負投) ABULADZE(ロシア)

昨年のGS大阪の決勝を争った相手との初戦は、開始30秒、得意の一般背負投が見事に決まり、2回戦進出を決めました。

2回戦
永山◯一本勝(大外刈) LEE(韓国)

序盤、手を組み合ったとのことで、両者に指導が与えらます。激しい組手争いが続きますが、中盤に相手の背負投の戻り際に大外刈を合わせて豪快に叩きつけ、準々決勝進出を決めました。

準々決勝
永山◯GS一本勝(内股すかし) LKHAGVAJAMTS(モンゴル)

序盤から組手を嫌われますが、先に技を出し、相手に指導が与えられます。その後も攻め合う展開の中、相手に掛け逃げによる2度目の指導が宣告されます。勝負はそのままゴールデンスコアに入ります。ここでもお互い技を出し合う展開でしたが、最後は相手の内股をすかして一本を奪い、準決勝進出を果たしました。

準決勝
永山◯一本勝(一般背負投) LUTFILLAEV(ウズベキスタン)

ほさ本年の世界選手権2位との対戦は、お互い激しい組手争いの中、永山が良いリズムで技を出します。序盤から中盤に差し掛かろうとした時、得意の一本背負投が見事に決まり、決勝に駒を進めました。

決勝
永山◯一本勝(内股すかし) GARRIGOS (スペイン)

序盤から永山が良いリズムで先に先に技を出します。相手が隅返をかけようとしたところを切り返して技ありを先取します。その後、相手が内股にきたところをうまくすかして、見事な一本を奪い、オール一本勝ちにて2度目となるワールドマスターズを制しました。

今日は動きも良く、相手を寄せ付けない内容での勝利を遂げました。

52kg級 志々目愛:優勝

2回戦
志々目◯GS一本勝(崩袈裟固) PARK(韓国)

序盤から激しい組手争いが続き、なかなか自分の形になれない中、中盤に寝技や足技をつなぎ、相手に指導が与えられます。その後も同様な展開が続き、勝負はゴールデンスコアに突入します。ここでも組手を嫌われますが、相手に掛け逃げの指導が与えられます。その後攻め合う中、相手が潰れたところを押し込んで崩袈裟固にきめて、初戦を突破しました。

準々決勝
志々目◯一本勝(内股) GNETO(フランス)

この試合でも釣手を徹底して持たせてもらえない中、下がりながら対応する相手が2度場外に出て、指導が2度与えられます。終盤になって徐々に自分の形を作れるようになり、最後は足を入れてそこからうまく回した内股で一本を奪い、準決勝進出を決めました。

準決勝
志々目◯優勢勝(内股) KUZIUTINA(ロシア)

序盤組み合ったところから体が流れて場外に出た際に指導を受けます。その後も良いところを持つと相手が捨身技で流れを切る展開が続きます。残り1分を切ったあたりで組み合ったところから、強引に内股をねじ込んで技ありを奪います。そのまま押し切って勝利し、決勝に駒を進めました。

決勝
志々目◯GS優勢勝(谷落) BUCHARD(フランス)

GS大阪で阿部を破って優勝したBUCHARDとの対戦は、お互い激しい組手争いが続き、両者に組み合わないとの指導が与えられます。その後も激しい組手争いの中、終盤に志々目が場外指導を受けます。勝負はそのままゴールデンスコアに突入します。ゴールデンスコアでも両者譲らない戦いは、時間が進むにつれて徐々に志々目がペースを掴みます。何度かあと一歩のところまで行くものの、ポイントには至らず、相手に消極的との指導が宣告され、指導数で並びます。合計10分半を超えたあたりで相手が掛け潰れたところをめくり返して技ありを奪い、接戦をものにして見事初優勝を遂げました。

相手に徹底して組手を嫌われ、自分の形になれない中、少ないチャンスをモノにしてしっかりと結果につなげることができました。