2019 全日本実業個人選手権大会初日結果報告

本日行われました全日本実業個人選手権大会初日の結果を報告いたします。

66㎏級
田川兼三:2位

2回戦
田川◯ 不戦勝 中谷(瀬田柔道会)

3回戦
田川◯ 一本勝(支釣込足) 長谷川(日本通運)
田川右、長谷川左のケンカ四つ、筑波大同級生対決。序盤から試合を優位に進め、小外刈からの逆の支釣込足の連携で一本勝ちし、4回戦進出を決めました。

4回戦
田川◯ 優勢勝(移腰) 大木(TEIKA柔道クラブ)
田川右、大木左のケンカ四つ。終始田川ペースで進み、相手が何度か場外に出るも審判の宣告なし。試合終了間際、田川が接近戦を仕掛け、最後は移腰で技ありを奪い、準々決勝進出を果たしました。

準々決勝
田川◯ GS優勢勝(内股) 高上(旭化成)
田川右、高上右の相四つ。最初は組手の緊張状態が続き、ゴールデンスコアに突入します。その後2度ほど、相手の小内刈で危ない場面もありましたが凌ぎ切り、最後はヤグラ投げの形での内股でで技ありを奪って勝利し、準決勝進出を果たしました。

準決勝
田川◯ 反則(指導3) 末木(センコー)
田川右、末木左のケンカ四つ、筑波大の先輩との対戦。田川が終始、ペースを握って攻撃し、末木の帯を持つ行為に2度の指導が与えられるなどの累計による反則が宣告され、決勝進出を果たしました。

決勝
田川 一本負(合技) ◯橋口(パーク24)
両者右の相四つ。この試合でも田川が積極的に攻め、間合いを詰めて勝負を仕掛けます。しかし、浮落で相手を捻ろうとした際にお互い同時に回って畳に落ち、そのまま抑え込まれてしまい、悔しい敗戦となりました。この試合でもペースを握っていただけに、最後の詰めのところで明暗を分ける結果になってしまいました。

73㎏級
六郷雄平:3回戦敗退

2回戦
六郷◯ 一本勝(腰車) 神嵜(立花学園柔道クラブ)
六郷左、神嵜右のケンカ四つ。序盤から六郷が試合を優位に進め、腰車で豪快な一本を奪い、3回戦進出を決めました。

3回戦
六郷 一本負(合技) ◯小林(アドヴィックス)
六郷左、小林右のケンカ四つ。序盤は六郷が巴投や腰車、内股で攻めますが、強引に攻めたところを返されてしまい、そのまま袈裟固に極められ、上位進出はなりませんでした。

81㎏級
尾方寿應:4回戦敗退

2回戦
尾方◯ 一本勝(内股) 中井(パーク24)
お互い左組の相四つ。序盤はお互いに足技を仕掛ける状態が続きます。残り1分30秒を切ったところで中井が仕掛けた小外刈に内股を合わせて、見事な一本を奪い、3回戦進出しました。

3回戦
尾方◯ 一本勝{足車} 浅田(JR九州) 
尾方左、浅田右のケンカ四つ。尾方が組手で、優位な状態を維持し、大外刈から足車に繋ぎ、一本勝ちで4回戦進出を果たしました。

4回戦
尾方 一本負(浮技) ◯青木(旭化成)
尾方左、青木右のケンカ四つ。序盤から尾方ペースで試合が進み、相手に指導が2度宣告されます。しかし場外際に押し込まれた際に回りこもうとしたところに浮技をうまく合わされ、悔しい敗戦となりました。

48㎏級
角田夏実:優勝

2回戦
角田◯ 一本勝(内股) 坂口(ヤックス)
角田左、坂口右のケンカ四つ。序盤は粘られましたが、二つ持っての豪快な内股で一本勝ちし、準々決勝進出を決めました。

準々決勝
角田◯ GS反則(指導3) 稲毛(アセットホームサービス)
角田左、稲毛左の相四つ。序盤から袖釣込腰、巴投、背負投などで攻めの手を緩めず相手に指導が累積し、指導3による反則で勝利し、準決勝に進出しました。

準決勝
角田◯ 一本勝(腕挫十字固) 森崎(宮崎大教員)
角田左組、森崎右組のケンカ四つ。組手でお互いに釣手を探りあう攻防が続くも角田がペースを握り、最後は得意の腕挫十字固で極めて勝利し、決勝進出を果たしました。

決勝
角田◯ 反則(指導3) 遠藤(ALSOK)
角田左、遠藤右のケンカ四つ。角田が組みに行くも組み手を嫌われ、相手に組み合わないの指導が与えられます。その後も同じような展開で、両者に指導などが累積して、相手に3度目の指導が宣告され、うれしい優勝を果たしました。

階級を1つ落としての出場となりましたが、反則を含めてすべて一本勝ちで優勝し、52㎏級を含めて初の実業個人制覇を果たしました。