石井孝法 129

こんにちは.石井です.

いまどき,と思われるかもしれませんが,
ある先生と文通をしております.

自身の哲学的思考の育成というものでしょうか.
その内容の一部を紹介したいと思います.

【先生からいただいた内容の一部】
電子化新時代を迎えても,
生物ヒトの知情意の方はさほど進化せずで,
現在の様に大なり小なり違った価値観を持つ
其々の集合体が出現する可能性は高い.
IT技術とヒトの知情意との相克現象が発生する.
その時,何を教育原理とするか.
ヒトの在り方は如何に在るのが望ましいのか,
更に新たな解が問われる.
その時,己の完成,世の補益は如何なる力を発揮するか.
時代を超えて光り輝くであろう.

【まとまりなく私の考えを】
●情報が制限されていた時代から解放された時代へ
これにより,多様化と再コミュニティー化
(宗教,価値観,敵の敵は味方など)が加速する.
富国強兵は悪で,異文化の許容と多様化することが善なのか.
団体生活の存続発展を助くるものは善で,
これを防ぐるものは悪である,
という点から考えると非常に難しい.
人が団体と考えるものが異なるからである.
団体を日本国とする場合は,富国強兵は善であり,
異文化の許容と多様化が悪になる場合もある.
パトリック・ブキャナンが主張し,
トランプ大統領も用いた
「アメリカ・ファースト」も
アメリカの存続・発展を考えると善である.
沖縄県民が考える団体の存続発展と
日本の考える存続発展は異なることからも
しばしな対立がみられる.
自身が関わっている団体は,
小さなコミュニティの方がわかりやすく,
関係性が強いと感じられる.
しかしながら,団体生活の存続発展は,
地球や世界という規模で考えなければならないのではないか?
これは簡単ではない.
全世界の人々がいっせいのせで目指さなければ,
いっきに国は衰退し滅びるからである(他国に喰われるからである).
「己の完成、世の補益」は時代を超えて光り輝くものと考えられるが,
光輝くためには,その教育が伝播しなければならない.
この点で,講道館の役割は非常に大きい.
では,情報大氾濫時代に,
どのようにして情報を伝えるのか.
伝えるという視点からみた場合,
もやは講道館という看板だけでは
言葉の質量は,失われつつある.
講道館が近年どのような成果を上げたのか.
成果の積み重ねが言葉の質量を大きくすると考えている.
言葉の質量が得られれば,世界に伝播するだろう.
なので,講道館の一つの成果になるように
研究活動に貢献したい.

以上です.
なかなかの文通ですよね(笑)