渡邉勇人 40

ハロー。
2週間ちょっとカナダのモントリオールに行っておりました。うっかり英語でご挨拶、渡邉です。

2週間もあれば英語なんてペラペラになりますよ。むしろ、日本語を忘れてしまうくらいです。

そんなこと言ってしまうんじゃないかと思っていた渡邉でしたが、モントリオールの公用語はなんとフランス語でした。

お店に入ればフランス語で表記されているメニュー。フランス語で話しかけてくる店員さん。
たしか、ボンジュールみたいなこと言っていました。

とは言ってもほとんどの人が英語とフランス語を話せるので英語で会話していました。

きっと英語は簡単な言語の1つだと思います。話してるうちになんとなく聞き取れるし、なんとなく伝えられる。最悪、ウインクでどうにかなります。

英語を話していると日本語はとても難しいということがよく分かります。

しばらくすると「日本語ペラペラの俺って頭いいじゃん」というアホな思考になっていました。

というわけで今月のブログも流暢な日本語でお送りします。

カナダにはもちろん柔道の国際合宿ということで行かせていただいたのですが、とても勉強になることばかりでした。

普段の国際大会、合宿で海外に行く際は手続き等すべてを全柔連、また旅行会社にやっていただいていると思います。
本当にありがたいことです。

しかし、カナダの柔道連盟にお呼ばれして合宿に行ったので普段とは勝手が違いました。

自衛隊体育学校の佐藤選手と2人で羽田空港を発ち、アメリカで乗り継ぎモントリオール空港に着いたところまでは順調でした。

普段ですと空港に現地のお迎えの人が来ていてホテルまで連れて行ってくれます。

しかし、今回は空港に誰もお迎えがいませんでした。

心の中で「え、お迎えいないの?どうすんの?どうやってホテル行くの?」とリトル渡邉に話し掛けました。

時間は夜中の0時を過ぎていました。

「半端ないって。カナダ半端ないって。言っといてや、お迎え来ないんやったら」リトル渡邉がこう言っていました。

しかし、ホテルの名前と住所は分かっていました。

これは誰かに話し掛けるしかない、リトル渡邉が決意した瞬間でした。

近くにいる人に勇気を持って話し掛けました。
もちろん英語です。

「ヘルプミー!」

英語を話せない人がカナダの地で困り果て、絞り出した英語がこれでした。馬鹿丸出しです。

馬鹿でもなんとかなるものです。そして、世界には優しい人が溢れているんです。

車で30分かけてホテルまで送ってくれました。
チェックインも手伝ってくれました。

この恩は絶対に忘れません。クリス、サンキューベリーマッチ。

その後、分かったことですがお迎えはあったそうでお迎えに来る方が少し遅刻した為にすれ違ってしまったそうです。

おかげさまで大冒険させていただきました。
貴重な体験です。

ブログを長々と書いていますが、報告書を今週中に提出しなければいけないことを思い出しました。

ブログじゃなくて報告書を早く書けっていう話です。

これ以上書くとこのブログをそのまま報告書として提出してしまいそうなので話をまとめます。

カナダのナショナルチームと良い練習ができ、異文化の中で多くのことを学び、人として少しでも成長できたのではないかと思います。

成長した割に、合宿の中身について全然書いていない未熟さを反省しつつ、カナダで食べたとんこつラーメンの写真で失礼致します。