私の現在は中国で柔道の指導者をやらさせてもらっています。
なかなか文化の違い、国の違い、いろいろでして、北京の柔道関連の会社に所属しながら出向という形で昨年までは北京、この春には内モンゴルに居ましたが、5月から陝西省西安に移動して指導を行ってます。
中国はナショナルで合宿に行く事がほとんどなく、各省で選手の強化を行っています。なのでいろんな事が複雑です。
今も日本に選手をつれて講道館に全日本国際合宿に参加していますが、中国は西安市と天津市が居ます。
各々に中国柔道協会に許可を取り、それぞれでこちらに来ています。中国は1つの国ですが、各省それぞれ違う国のようです。
国から各省頃に予算を落とす為に必死です。違う省の生徒と雑談で柔道を教えて上げていても、あなたはこちらの指導者なのに、何をしているのですかと怒られるくらいです。
別にそのくらい良いじゃないかと思ったりもしますが、国が変わると事情もいろいろ変わってきます。
日本のニュースを見ていても思いますが、ある世界では足の引っ張り合いで、相手を引きずり下ろし、自分の環境を整えないと成功には結び付かないのかといつも残念に思う事もいっぱいで、中国に来て、雇用さされているのだから、どの会社にもそれぞれのルールがあると理解しながらも、自他共栄ではなく、自己繁栄ではないかと思う事がいっぱいあります。
中国では4年に1度大運動大会。国内のオリンピックのような大会が開かれます。
昨年は北京でした。次回は3年後西安で行われます。
重要拠点として強化を命ぜられています。
中国には57民族あり、体力的には内モンゴル自治区の人達がDNA的に強いのかと感じますが、こちらは漢民族、柔道は技競技だと証明するためにがんばらなければと思いますが、今までの悪い癖を取らなければと、それが課題です。
それから一発柔道なので連続技の強化です。連続技で逆に振るとか、誘い出すとかあまり考えてなく、より早く、力強くを重視しています。
柔道は己の力を最大限に有効活用するスポーツだと理解しながらもやはり癖、これまでの文化を崩して行くのには時間が掛かります。
今居る西安は始皇帝が居た所でガンジーの故郷です。
東京が北京なら、西安は京都って感じです。京都は西安をモデルに作られたとも聞いた事があります。
街は文化遺産も多く、緑が沢山でとても綺麗な味がある古い街です。
食べ物は北京の方が日本人には食べ易いですね。中国人は西安は国内でも指折りに食べ物が旨いと言われますが、私には香辛料が強く感じます。
まだ5月から移動して、今月は日本で合宿なので慣れない、知らない事が沢山なのでしょうが、海外に出てなかなかできない経験をさせてもらっています。
今の所属で結果につながるように努力したいと思います。
了徳寺学園の仲間達はそれぞれ海外で頑張っている人、医療人として頑張っている人、いろいろな所で励みになりパワーを貰って助けられています。
これこそ自他共栄だと思います。
私も了徳寺メンバーとして、恥じない社会活動を行っていけたらと思います。