2018 グランドスラム・パリ初日結果報告

10日に行われましたグランドスラム・パリ大会初日の結果を報告いたします。

60kg級
志々目徹:優勝

2回戦 志々目 ◯反則勝(指導3) BAYARAA(モンゴル)

組み手争いの中、相手に組み合わないとの指導が与えられます。その後、技をつないで相手に2度目の指導、続けて技を出し、相手に3度目の指導が宣告され、反則勝ちで初戦を突破しました。

準々決勝 志々目 ◯反則勝(指導3) MCKENZIE(イギリス)

組もうとする志々目に対して相手が徹底して組まない展開ではありましたが、両者に指導が2度ずつ与えられます。組めない中で組み際に技を出しながら応戦する中、相手が掛け逃げで潰れた際に3度目の指導が宣告され、反則勝ちで準決勝に進出しました。

準決勝 志々目 ◯反則勝(内側から軸足を刈る行為) PAPINASHVILI(グルジア)

序盤、先に技をつないで相手に指導が与えられます。中盤に相手の組手を許し、防御姿勢で立て続けに2度、指導を受けます。勝負はそのままGSに突入します。GSに入っても一進一退の攻防の中、志々目が技をかけた際に相手が内側から足を刈るったことにより反則負けが宣告され、決勝に進出しました。

決勝 志々目 ◯棄権勝 LUTFILLAEV(ウズベキスタン)

序盤に相手のクロスグリップに大内刈を合わせて技ありを先取します。その後も間合いを詰めようとクロスに組んでくる相手に片襟の指導が与えられます。終盤、防御姿勢で志々目も指導を受けます。引き続いて奥襟をクロスで叩いてくる相手に再度大内刈を合わせた際に相手が防御でついた腕を痛めて棄権となり、志々目が2016年に続いてGSパリを制しました。

苦しい場面もありましたが、何とか接戦をものにして優勝を掴むことができました。

52kg級
角田夏実:5位

2回戦 角田 ◯一本勝(腕挫十字固) TEMELKOVA(イスラエル)

お互い巴投を主体に攻め合います。一進一退の攻防の中、寝技のチャンスを逃すことなく腕挫十字固に極めて、初戦を突破しました。

準々決勝 角田 ◯GS一本勝(巴投) GNETO(フランス)

自分の形になったところで相手に場外指導、そして組み合わないとの指導が与えられます。その後もペースを握って攻めますが、ポイントを奪うまでには至らずGSに突入します。GSに入って直ぐに巴投で一本を奪い、準決勝に駒を進めました。

準決勝 角田 反則負(指導3) ◯BUCHARD(フランス)

組み際からしゃがんでくる相手に先に技を出され、また巴投を掛け逃げと判断され、先に指導を2度受けます。終了間際に相手に掛け逃げの指導が与えられたところでGSに入ります。GSに入って再度相手に掛け逃げの指導が与えられます。しかしここから組み際に先に技を出されてしまい、最後は3度目の指導を受けて3位決定戦に回ります。

3位決定戦 角田 優勢負(内股) ◯KRASNIQI(コソボ)

開始すぐに攻め合った際に寝姿勢から立ち上がったところを内股に合わされ、技ありを先取されます。その後、挽回せんと前に出ますが、相手が組み合わず、相手に指導が与えられます。終盤には安易に場外に出る相手に2度目の指導が与えられ、最後も場外に出ますが審判の宣告はなく、後一歩及びませんでした。