電話!

先日、了徳寺大学の教え子から電話がありました。今、中学校の教員をやっており、柔道部の顧問をやっています。

着信があった後、会議などもあって何回か行違いになりながら、ようやく21:30頃に電話がつながりました。

「先生、今日、県大会があり、教えている生徒が優勝しました❗」

「嬉しくて先生に連絡したくて電話しました❗」とのことでした。

了徳寺大学の柔道部は今のところ、高校時代に活躍した選手たちは少数で、柔道が好きでトレーナーや教員としてサポートする側に回りたいという学生が大半を占めています。

彼もそうした中の1人で、大学時代に競技面での結果にはつなげられませんでした。しかし柔道に対する思いは熱く、特に現在の学校に勤務してからは必死になって指導しているようでした。

時に電話が掛かってきて

「先生、この場合にはどう指導したらいいですか?」と尋ねてきて、電話を通してアドバイスをしたことも何度かありました。

こうした彼の情熱が選手に伝わり、今回、全国大会に選手を送りだせたことが本当に嬉しかったようです。私も自分のことのように嬉しく思いました。

指導する立場になって早、何年も経ちますが、以前、お世話になっている先輩が教えてくれた言葉があります。

「指導者としては来年も同じ大会に挑戦できるチャンスがあるかもしれないが、選手はその一回一回が最後かもしれない」

特に学生として出場できる大会は3年や4年といった期間に限られます。このことを常に頭に入れながら指導はしているつもりですが、改めてこのことを思い出させてくれました。

1つ1つの大会を大切にし、これからも指導していきたいと思います。

監督