2017 グランドスラム・パリ初日結果報告

11日に行われましたグランドスラム・パリ大会初日の結果を報告いたします。

52kg級
角田夏実:2位

1回戦 角田 ◯ 一本勝(腕挫十字固) GUIHUR(FRA)

初戦、フランスのGUIHURと対戦し、両者組み合わない指導の後、巴投で技ありを先取します。その後、組際の小内巻込で技ありを返されますが、体落で技ありを追加し、そのまま腕挫十字固に極めて、一本勝ちで初戦を突破しました。

2回戦 角田 ◯ 優勢勝(技あり:大内刈) KAZARINA(RUS)

2回戦、ロシアのKAZARINAと対戦し、ケンカ四つで引手の取り合いの中、両者組み合わないとの指導が与えられます。その後、徐々に自分の組手になる角田に対して、相手が場外に出て、2度目の指導が与えられます。続いて場外際、大内刈で合わせて技ありを先取します。そのまま押し切り、優勢勝ちで準々決勝に駒を進めました。

準々決勝 角田 ◯GS一本勝(横四方固) MIRANDA(BRA)

準々決勝、リオデジャネイロ五輪5位、ブラジルのMIRANDAと対戦し、お互いなかなか自分の形になれないまま単発の技出しとなり、お互い決め手に欠けたまま4分が経過し、勝負はGSに突入しました。GSに入って相手が掛けた捨身技をうまく捌いて横四方固に極めて、一本勝ちにて準決勝に進出しました。

準決勝 角田 ◯ 優勢勝(技あり:巴投) KRASNIQI(KOS)

準決勝、リオデジャネイロ五輪3位のロシアKUZIUTINAを下して勝ち上がったコソボのKRASNIQIと対戦し、中盤に得意の巴投で技ありを先取します。その後、間合いを詰めて来る相手に対してもつれる場面もありましたが、そのまましのいで決勝進出を果たしました。

決勝 角田 優勢負(技あり:大内返) ◯ KELMENDI(KOS)

決勝はリオデジャネイロオリピックチャンピオン、コソボのKELMENDIと対戦します。序盤、巴投にいこうとしたところを止められ、掛け逃げの指導を受けます。中盤に大内刈で勝負に出たところを返され、技ありを許します。その後、徹底して組手を嫌われ、なかなか組み合う事が出来ず、両者に指導が与えられます。その後も捕まえるまでには至らず、優勝にはあと一歩届きませんでした。

準決勝で体落をかけた際に、以前痛めていた右膝と股関節を痛め、痛み止めを飲んでの決勝となりました。絶対的な五輪王者に敗れはしましたが、強豪のほとんどが出場した大会での準優勝は、世界につながる結果になったと思います。