OB 鳥居智男

了徳寺学園を退職し、5年になります。

関東では18歳から38歳まで東海大学で柔道を通じ、いろいろな経験や勉強をさせて頂きました。了徳寺学園では10年間在籍させて頂きました。
経験は、財産です。言葉には表せない程の感謝でいっぱいです。

これまでの経験を活かし、今年9月から京都で鳥居道場を開設する事に成りました。

人は一人では生きて行く事ができません。ここに至るまでに出会った友達、協力してくれた仲間、先生、先輩、後輩、皆さんに本当に感謝です。 

私はオリンピックには縁がありませんでしたが、将来あの大舞台に立てる人材を育てる事ができたらと、強く願っています。

人にはそれぞれ運があります。どんな人材とこれから出会うのか。それも凄くワクワクします。あの舞台に立てる事も奇跡なのかもしれませんね。運を引寄せる為に必要な行い準備など、私が偉そうな事は語れませんが、柔道は競技柔道として強いだけでは仲間は集まって来ないと思います。柔道は教育です。出来上がっている成人を育てる事、環境を作る事も大切ですが、町道場で子供達に柔道の素晴らしさを伝えていく事も、絶対に重要です。

柔道は危険だとか、危ないだとかいろいろマスメディアで叩かれる事も多いですが、私は柔道は生涯教育、誇れる教育だと信じています。

強いだけでなく、人の気持ちの分かる、仲間の集まる人材を育てれたらとも思います。子供の教育無くして、オリンピックや世界大会に出るような人材育成などはありません。ベースとなる子供達にトップを目指したいと思わせれる町道場をやりたいです。

また同時に現代では運動能力の低い子供が増えています。道場では柔道だけでなく、バランス感覚の溢れる多様性のあるトレーニングを取り入れていきたいと思っています。何年かかるかわかりませんが、京都で始めますので、鳥居道場をこれからどうぞ宜しくお願い致します。